クウェート・広島プロモーションセミナーに当協会理事長の菊池孝太郎と理事の小林昇太郎が参加させていただきました。

在クウェート日本大使館が主催、我々、ひろしまエンターテインメント協会も公式に協力させていただいた広島・長崎原爆ポスター展が4月29日から5月25日の期間、クウェートにて開催されましたが、最終日、ポスター展の現地会場にて実施された、広島プロモーションセミナーに当協会理事長の菊池孝太郎と理事の小林昇太郎が参加させていただきました。

当日、ポスター展の会場となったCAP(コンテンポラリー・アート・プラットフォーム)には、クウェート現地の政財界、各国大使、アーティストなど多くの著名人が参加されていました。
セミナー冒頭では、在クウェート日本国大使である向賢一郎氏から来場者への挨拶、そして広島の話題にも触れながら、この地域における平和の大切さに言及された後、各界を代表するゲストスピーカー4名が登壇、それぞれが自身の体験や経験を踏まえながらクウェートと広島の話題についてお話されました。
今回、スピーカーの一人として、株式会社Bizres代表取締役で当協会の理事でもある小林昇太郎も登壇させていただき、広島の紹介と合わせ、今後はクウェートと日本が経済的、文化的側面からも、より緊密に連携、協調していくことの必要性をお話させていただきました。

その他のスピーカーとしては、クウェートでは著名な実業家で、クウェート科学振興財団(KFAS)元科学文化部長のハメド・アル・アジュラン博士が、同氏の広島を何度も訪れた経験と、その時に原爆資料館で感じた原爆の悲惨さ、自身の体験と重なる平和への思いを語られていました。
続いて、クウェート大学人類学考古学研究学科のハッサン・アシュカナニ教授は、日本文化の研究をされており、広島の原爆の惨状と8歳の時に自身が体験した湾岸戦争について、そして1970年に完成したクウェート空港と原爆資料館の設計者が同じ丹下健三氏であったことなど、多くの共通点に思いをはせるお話がありました。
最後に、広島大学在籍でクウェート政府奨学金留学生の坂本尊徳氏が登壇し、広島牡蠣養殖やこの地域の美しい景観について、流暢なアラビア語でお話しされました。

セミナー終了後は、お茶会が開催され、日本の伝統的な茶道のデモンステレーションののち、参加者の皆さんにお茶と和菓子がふるまわれました。お茶につきましては、広島の田頭茶舗様から京都宇治茶、和菓子は、にしき堂様の生もみじ、そして新庄みそ様の味噌ピーナッツをそれぞれ協賛いただきました。
協賛をいただいた企業様にはこの場を借りてお礼申し上げます。

今回の広島・長崎原爆ポスター展と広島プロモーションセミナーに参加させていただき、現地で参加の皆さんが和やかに会話をされているのを見ながら、当協会としても微力ですが協力、貢献できたことは我々、ひろしまエンターテインメント協会にとっても、広島、そして日本と中東地域との関係を考えていく上でも大変意味があることだと感じています。
引き続きこれからも、広島とクウェートの経済面と文化面の交流、そして両地域への貢献も視野に入れつつ、様々な交流を進めてまいりたいと考えています。